会頭就任のご挨拶

 

 このたび、新宮商工会議所会頭に選任いただき、第十二代会頭に就任いたしました浦木 睦雄 でございます。地域総合経済団体の舵取り役である会頭を担うという重責に深い責任を感じるとともに、皆さまのご信頼とご期待を背に、身の引き締まる思いで就任のごあいさつを申し上げます。
 まず初めに、歴代の会頭をはじめ役員・議員・会員の皆さま、そして職員の皆さまが築いてこられた、本会議所の長きにわたる地域経済・商工業振興の歩みに対し、心より敬意と感謝を申し上げます。

これまで積み重ねてこられました功績を次世代に繋ぎ、新宮市がさらに発展していくために、皆さまと共に、また、行政や関係団体との緊密な連携のもと、商工会議所活動に取り組んでまいります。

 私はこれまで、地元金融機関において、地域の皆様と共に歩み、地元経済の発展と地域社会の活性化に微力ながら努めてまいりました。その中で、日々の業務を通じて多くの経営者の皆さまと向き合い、事業の発展や成長に寄り添ってまいりました。その経験を活かし、商工会議所という立場から、会員の皆さまの声に真摯に耳を傾け、企業の繁栄と地域経済の発展に取り組んでまいります。

 新宮市は、豊かな自然、歴史・文化遺産に恵まれ、地域資源が豊富なまちです。世界遺産登録エリアを含む「紀伊山地の霊場と参詣道」の背景を有するなど、観光・文化面でのポテンシャルも高く評価されています。一方で、地域経済を取り巻く環境は決して楽観できるものではありません。人口減少や高齢化、後継者不足、若年層の流出、物価高騰などが課題として挙げられます。このように、当地域にはチャンスと同時に克服すべき課題が山積しています。皆さま一人ひとりが、変化の波に対応しつつ、次の成長のステージに立ち上がることが求められています。

 商工会議所の役割は、地域に根ざした商工業者の代表団体として、会員の皆さまの経営発展と地域経済の振興を大きな柱として、更に、まちづくり活動においても大きな役割を果たしていると思います。新宮の持つ魅力や可能性を再確認し、観光振興やまちなかの賑わい創出など、新宮市の活性化にも注力していきたいと考えております。

 微力ではございますが、精一杯努めてまいりますので、会員企業の皆さまにおかれましては、今後とも商工会議所活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。  

 

 

 

令和7年11月1日
新宮商工会議所
会頭 浦木 睦雄


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